パニック障害の漢方薬
パニック障害は実際には危機的な状況ではないのに脳が危機感を感じてパニック状態に陥ってしまう病気です。
汗をかいたり、心拍数が上がったり呼吸が早くなったりといった反応が現われて、
吐き気やめまいを伴うケースもあるので本人にとっては大変苦しい病気ですね。
症状がひどくなると一度パニックを起こした場所や状況に遭遇しただけでまた発作を起こしてしまうことがあり、
日常生活で必要な行動でもできなくなってしまい支障をきたしてくるので早急な対処が必要になってきます。
現代では注目されてきている病気ですが、昔はなかなか認知されていなくて原因不明ということで治療もできず、
診断されていないことも多かったようです。
パニック障害は、発作が一か月以上続き、原因不明なものだということが診断基準となっています。
今は、薬物での治療もありますが症状を一時的に抑えるものではなくて内面から発作を起きなくしていく漢方薬もあります。
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)は、精神不安で不眠や動悸、神経症などの症状に効きますが、
発疹やかゆみの副作用がでることもあり体力の衰えている人には慎重に使う必要があります。
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)は、虚証発汗、不眠症、悪寒、身体痛、神経症などに効きますが、
長期にわたって用いると高血圧やむくみ、体重増加などの副作用があります。
酸棗仁湯(さんそうにんとう)は、心身が疲れ切って眠れない人に効きますが、胃腸の弱い人は下痢を起こすことがあり、
長期にわたって服用すると血圧上昇や体重増加といった副作用があります。
他にも、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)などがあり、いずれも不眠や動悸、めまい、
吐き気など神経からくる不安症や神経症に効果があるので試して、いるのもいいかもしれません。
漢方は長期服用で副作用があるものや、このような体質の人には合わないなどといった注意もあるので、
きちんと症状と相談しながら適量を服用していくことが大切ですね。
